※初期バージョン
人は人は奈落へ下り三途の川の辺を歩く
果てた命省みも為ず今は昔虚しい話
繰返す此の世何も彼も亡くす
楽を為る方に行かれて居たい
人を見ました情け無く成り哭けて来ました
嗚乎
人の情が旅路を照らす独り旅から仁を悟る
人は他人を見ないと知れず然れど人は見る目を持たず
乞い願う皆何処へ逝けるだろう
悪怯れる人は一人も居ない
人で失くなり他人だからと殺してました
嗚乎
此の世疾うに流れて消えて目暗し人は知る由も無い
此の世はもう彼の世と変り人の面跡形も無い
成さなく成った面は其処彼処
吹き乍ら人の態も成さない
其れでも生きる何処かの岸で死んで見ますか
嗚乎
死んで居ますか何処かの岸で生きて見ますか
嗚乎
本歌
桑田佳祐
「月」