自分探しに
出掛けた切りで
君は一体
何処に行った？
世間の風に乗せられた儘
今頃何処かの街の中
歩いて居るの？
空気吸ったり
読んでもみたり
顔で笑って
背中で泣くけど
不確か過ぎて
何時か詰んで仕舞そう
そんな気が為
ると君は
良く言ってたね
誰も思っては
居ないんだろうけど
君は不意にそっと
目を伏せて黙った
理想の自分
見付けられずに
君と言う人
見えなく成った
世間の風に
中てられて君は
顔添え見分けが付かなくて
君探してる
今も昔も
君は君だよ
感じて見てよ
心の奥の方
笑っちゃう日も
泣きたく成る日も君は
何時も同じ
様な顔で
生き急いでる
風景は何時でも
変り続けてるよ
そんな機微添え感じ
られる君で居てよ
森歩けば風が吹き
野を歩けば花は咲く
人歩けば雨が止み
夜を歩けば月は見る
本当の自分
何処か落為て
君と言う人
居なく成った
世間の風に
囚われた儘
今頃如何為て居るんだろう
今を生く君
其れが理想で
其れでも君は
過ぎて仕舞った
道を外れて
気紛れな風に
教えられて戻って来ると
僕は待ってる
本歌
Schroeder-Headz feat.大貫妙子
「空飛び猫」