阿吽

人は行き過ぎて
無情に知りも為ず
人は治まらず
何処へと流れ着く
雨降り止まず
道流れ逝く
此の期に及んでも
誰もが見ぬ振りと
過ぎる喜びも
過ぎたる悲しみも
業は何時何時も
人に宿るのか
人に壊された
自然の中には
幾万もの附けが
秘められて居る
附けを払う度に
流れる涙
彼の業が尽きる迄
絶える事は無く
未草の花が
静かに開き出す
一位に凭れて
此の世のお別れ

本歌
朝崎郁恵
「阿母」

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