頑なに尽

星の舟を御空に沈めた時
皆独りで生く事出来ないと

沈み逝く人は知るのだろうか
物足りぬ人は唯浮かぶ丈で

頑なに憑くは世なのか人なのか
業を惧れて生きたのは遠い昔に成果てて

人の舟は彼方此方に皸入る
沈む事に皆は怯えて居る

此の世が涅槃に達す為には
人は何を為れば生きてけば善い

頑なに尽きる方へと進む訳添え
思わぬ事と示し合せ目を逸らせ誓ってる

もう何の心にも仁が無いのなら
涅槃程遠く尽きる丈此の世はもう還らない

本歌
山﨑まさよし
「やわらかい月」

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