頑なに尽

星の舟を御空に沈めた時皆独りで生く事出来ないと 沈み逝く人は知るのだろうか物足りぬ人は唯浮かぶ丈で 頑なに憑くは世なのか人なのか業を惧れて生きたのは遠い昔に成果てて 人の舟は彼方此方に皸入る沈む事に皆は怯えて居る 此の世… 続きを読む 頑なに尽

然らば、人の子

刹那の此の世終り頃去に逝く人の子悪足掻き皆の神が舞降りる人の子何て救う可きですか? もう人の世何て作れないこんな世の中に成るのなら人とし道を唯歩くそんな事をも為ないのね(為ないのね) 此の世は終るのね彼の世に逝くのね人の… 続きを読む 然らば、人の子

こそ枯らす

彼の人も此の人も他人事と話す生きてても詰らない此の世も仕舞と止らない皆為て声高に話す知ってるよと私は今を拾う 何よりも己が為しか見えない様で皆は当り前だと今を棄てる毀しても毀しても身に覚え無いのそんな人は居なくて善いじゃ… 続きを読む こそ枯らす

情次第

空っぽの連れに問う中身を何処に落して来たのですか?人の形は為てるでしょう人の心は無いのですか? 貴方の非を認めぬ澄ました顔を何故か思い出しました自分が悪いと謝る顔何て見た事無いのに 腹立たしさを情けで留め何喰わぬ顔為てる… 続きを読む 情次第

今生く君

自分探しに出掛けた切りで君は一体何処に行った?世間の風に乗せられた儘今頃何処かの街の中歩いて居るの? 空気吸ったり読んでもみたり顔で笑って背中で泣くけど 不確か過ぎて何時か詰んで仕舞そうそんな気が為ると君は良く言ってたね… 続きを読む 今生く君

軈て軈て無にへと染まる欠ける色の何かも忘れ失くす色に気付きも為ずに人の色が薄れて消える上塗りの色は何の色に為る同じ色許り求めて居たい無色透明無味無臭で何も感じずあゝ… 明き夜が星をも隠し人の陰を綺麗に隠す其れでも夜は続く… 続きを読む

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※改訂バージョン 人は皆奈落へ下り三途の川の辺を歩く果てた命省みも為ず今は昔虚しい話繰返す此の世何も彼も亡くす楽を為る方に行かれて居たい人を見ました情け無く成り哭けて来ました嗚乎 人の情が旅路を照らす独り旅から仁を悟る人… 続きを読む

※初期バージョン 人は人は奈落へ下り三途の川の辺を歩く果てた命省みも為ず今は昔虚しい話繰返す此の世何も彼も亡くす楽を為る方に行かれて居たい人を見ました情け無く成り哭けて来ました嗚乎 人の情が旅路を照らす独り旅から仁を悟る… 続きを読む