こそ枯らす

彼の人も此の人も他人事と話す生きてても詰らない此の世も仕舞と止らない皆為て声高に話す知ってるよと私は今を拾う 何よりも己が為しか見えない様で皆は当り前だと今を棄てる毀しても毀しても身に覚え無いのそんな人は居なくて善いじゃ… 続きを読む こそ枯らす

情次第

空っぽの連れに問う中身を何処に落して来たのですか?人の形は為てるでしょう人の心は無いのですか? 貴方の非を認めぬ澄ました顔を何故か思い出しました自分が悪いと謝る顔何て見た事無いのに 腹立たしさを情けで留め何喰わぬ顔為てる… 続きを読む 情次第

今生く君

自分探しに出掛けた切りで君は一体何処に行った?世間の風に乗せられた儘今頃何処かの街の中歩いて居るの? 空気吸ったり読んでもみたり顔で笑って背中で泣くけど 不確か過ぎて何時か詰んで仕舞そうそんな気が為ると君は良く言ってたね… 続きを読む 今生く君

軈て軈て無にへと染まる欠ける色の何かも忘れ失くす色に気付きも為ずに人の色が薄れて消える上塗りの色は何の色に為る同じ色許り求めて居たい無色透明無味無臭で何も感じずあゝ… 明き夜が星をも隠し人の陰を綺麗に隠す其れでも夜は続く… 続きを読む

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※改訂バージョン 人は皆奈落へ下り三途の川の辺を歩く果てた命省みも為ず今は昔虚しい話繰返す此の世何も彼も亡くす楽を為る方に行かれて居たい人を見ました情け無く成り哭けて来ました嗚乎 人の情が旅路を照らす独り旅から仁を悟る人… 続きを読む

※初期バージョン 人は人は奈落へ下り三途の川の辺を歩く果てた命省みも為ず今は昔虚しい話繰返す此の世何も彼も亡くす楽を為る方に行かれて居たい人を見ました情け無く成り哭けて来ました嗚乎 人の情が旅路を照らす独り旅から仁を悟る… 続きを読む

彼の道すがら

為人隣人知らぬのに何を知る徒花や唖唖無駄花や自分善き人他悪しき人 歩かざる人の道獣達翔り逝く無常也唖唖無情也悟る事知らない人許り 実らぬを知り誰かの糧と成ろ 寒寒と凩の吹き遊ぶ声に訊く此の先に噫此の先に人の生きる場所在り… 続きを読む 彼の道すがら